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TOMRA 5C光学選別機が権威ある日食優秀食品 機械・資材・素材賞を受賞

同賞の審査委員会は、デジタルツールとAI技術を使用することで、TOMRA Foodが食品の選別精度と効率を向上させたことを称賛

16 9月 2022

TOMRA 5C

 

TOMRA 5Cプレミアムソーターは 、毎年恒例の権威ある日本食糧新聞社主催の第25回日食優秀食品 機械・資材・素材賞を受賞しました。

一般社団法人日本外食品流通協会の小田英三会長は、昨日の午後、野村哲郎農林水産大臣を来賓として迎え、第一ホテル東京で行われた贈呈式で、TOMRA FOODのアジア太平洋地域営業取締役のスティーブン・ヴァン・ギール氏に賞を贈呈しました。

 

Steven Van Geel

 

今年で25回目を迎える「日食優秀食品 機械・資材・素材賞」は、イノベーションを通じて食品産業の発展を支える製品にスポットライトを当てています。審査委員会は、新しい食品の創出、コスト削減、生産効率の向上への貢献を求めます。TOMRA 5C光学式選別機は、デジタルツールとAI技術を採用することで、精度、効率、使いやすさの新しい業界標準を打ち立てたため、機械賞を受賞しました。

スティーブン・ヴァン・ギールは、「TOMRA Foodは、高精度で高い生産処理量を発揮するTOMRA 5Cソーターがこのように認められたことを誇りに思います。この栄誉は、非常に高い品質基準が要求される日本だけでなく、日本に製品を輸出する多くのアジア太平洋地域の食品加工企業が存在するAPAC地域全体にとっても重要なことです。TOMRA設立50周年の今年に、この栄誉ある賞を受賞し非常に光栄です。

日食優秀食品の機械部門は、 食品関連の機械、ロボット、IoT機器、ソフトウェアにフォーカスされています。その他に包装容器および材料のための資材部門と、食品添加物、フレーバー、および原材料のための素材部門もあります。審査委員会は、日本の食品業界の9人の上級幹部と日本食糧新聞社の代表取締役社長で構成されています。

高度な検知技術の組み合わせ


TOMRA 5Cは、欧州と米国で初めて発売された後、今年6月に日本およびアジア太平洋地域の市場に導入されました。当初はドライフルーツやナッツの選別に特化したこの選別機は、冷凍野菜やフルーツを選別することも可能になりました。食品業界をリードするセンサーと高解像度レーザーを、TOMRA独自の生体認証署名識別(BSI+)技術、AI機械学習、ビッグデータ分析と組み合わせることで、比類のない選別精度を到達することが可能です。

BSI+では、食品加工ラインを通過するすべての物体の色、形状、生物学的特性を検知します。次世代のスペクトルイメージングで食品の内部を検知することで、BSI+は良品と不良品を明確に対比させ、従来のスペクトル技術よりも小さな不良を検知することができます。

TOMRA 5C

また、AI機械学習により、TOMRA 5Cは不良品の検知精度を継続的に向上させます。AIは「魔法の杖」のボタンを使用し、不良品の分類ソフトウェアで自動に閾値を設定することが可能です。オペレーターは、以前はサービスエンジニアだけが設定できた高い選別精度で新しい選別プログラムを自分で設定することが可能です。

ビッグデータ分析は、TOMRA 5CをクラウドベースのデータプラットフォームTOMRA Insightに接続することで可能になります。選別機からライブデータにアクセスすることで、オペレータはライン効率をほぼ瞬時にモニタリングし改善することができます。 また、過去のデータにアクセスすることで、サプライヤーからの原材料の基準を定量化し、情報に基づいたビジネス上の意思決定を行うことが可能になります。

TOMRA 5Cユーザーがより良い機械性能と稼働時間を達成するのに役立つもう1つの高度なデジタルツールは、ビジュアルアシストです。スマートフォンやスマートグラス、AR(拡張現実感)を使用することで、TOMRAのスペシャリストが、オペレーターやフィールドサービスエンジニアが機械の前に立っているかのようにリモートサポートを提供できます。このTOMRAのスペシャリストによる追加サポートで、幅広い問題を迅速に解決できます。TOMRAビジュアルアシストは、トレーニングを提供するための貴重なツールでもあります。

ドライフルーツやナッツ類の場合、TOMRA 5Cは異物やクロスコンタミネーション、さらには非常に小さな製品の不良からも高い品質を保持します。ナッツを選別すると、アレルゲンや殻、殻付き、樹脂、茎、黒点、虫食いなどを検知し除去します。冷凍野菜や果物の場合、TOMRA 5CはIQF用トンネルフリーザーとパッキングラインの間の加工ラインに設置し、食品の安全性と製品の品質を最終チェックします。これにより、異物やその他の野菜、インゲンの茎などの検知が困難な製品由来の不良品が取り除かれます。

Steven Van Geel