2024年第4四半期の業績発表
循環性のマイルストーンとなる四半期で強力な収益と EBITA を記録
最適な資源生産性を実現するセンサーベースのソリューションにおいて世界のテクノロジーリーダーである TOMRA の、2024年第4四半期の財務結果を発表します。
TOMRA Systems ASA の CEO 兼社長のトーヴェ・アンデルセン氏は次のように述べています。
「TOMRA にとって記録的な好業績の四半期を発表できることを誇りに思います。オーストリアのデポジット返還システム (DRS) の導入に先立つ激しい活動が、期待を上回る回収の結果を生み出し、チームの献身と徹底的な準備のおかげで、リサイクル部門は記録的な四半期を達成しました。また、食品部門の事業改革に向けたこれまでの努力が具体的な成果として表れ、四半期の収益と受注も堅調で、収益性が年度末の目標を達成していることも嬉しく思います。
しかし、この四半期の最大のニュースは、循環型アジェンダに関する政策立案者による歴史的な進展でした。EU の包装および包装廃棄物規制 (PPWR) の採用は、数十年にわたって循環性を形成し、包装に対して初となる法的拘束力を持った再生材含有率の要件を導入し、すべての EU 諸国における DRS を導入し、業界が再生率を押し上げるために多くの有望な追加義務を課でしょう。スペインやイギリスなど、いくつかの国で DRS 規制が施行されているため、今後数年間、循環型経済は強く期待できる状況です。TOMRA は優れた地位にあり、これらの野心を実現する上で、業界を支援する準備ができています。」
TOMRA グループの四半期の売上高は3億9800万ユーロ(第4四半期 :3億5400万ユーロ)となり、昨年比で 12% 増加しました。回収事業収益は、好調だった前年同期(2023年度第4四半期 : 1億9,800万ユーロ)から 2% 増加し、2億300万ユーロを記録しました。リサイクル部門の売上高は、四半期の予定バックログ転換率通り 37% 増の1億300万ユーロ(2023年度第4四半期 : 7,500万ユーロ)を記録しました。食品部門の売上高は 13% 増の 9,100万ユーロを記録しました(2023年度第4四半期 : 8,100万ユーロ)。
リサイクル部門では、四半期の堅調な受注を背景に 15% 増の 7,600万ユーロ(2023年第4四半期:6600万ユーロ)となった結果、受注残高は 9% 増加して 1億700万ユーロ(2023年度第4四半期 : 9,900万ユーロ)を記録しました。食品部門の受注額は 8,500万ユーロ(2023年度第4四半期 : 9,500万ユーロ)で、前年同期に比べ 10% 減少したものの、年間では最高水準を記録しました。食品受注バックログは、低迷する市場から緩やかに回復している中で、6% 増の 1億800万ユーロ(2023年度第4四半期 : 1億200万ユーロ)となりました。
TOMRA グループの粗利益率は、この四半期に 46% へ上昇しました(2023年第4四半期 :44%)。食品部門の粗利益率は、コスト削減プログラムの効果で、45%(2023年度第4四半期 : 42%)に上昇しました。リサイクル部門では処理量の増加により、56%(2023年度第4四半期 : 53%)という記録的な高い粗利益率を記録しました。回収事業では、粗利益率は安定しており 41%(2023年度第4四半期 : 41%)を記録しました。
特別費用を除いた営業費用は、今四半期は 1億300万ユーロ(2023年度第4四半期 : 1億200万ユーロ)となり、全四半期比わずか 1% の増加にとどまりました。今四半期は 特別費用として追加で270万ユーロ(2023年度第4四半期 : 3,200万ユーロ)が計上されました。
特別費用調整済み EBITA は、今四半期 46% 増加し、7,800万ユーロ(2023年度第4四半期 : 5,300万ユーロ)となり、対応する EBITA マージン(特別費用調整済み)は 20%(2023年度第4四半期 : 15%)を記録しました。食品部門では、コスト削減と堅実な販売量により特別費用調整済み EBITA マージンは13%(2023年度第4四半期 :7%)でした。リサイクル部門では処理量の増加により、EBITA マージンは 39%(2023年度第4四半期 : 25%)でしたが、回収部門は昨年よりわずかに低く、17%(2023年度第4四半期 : 18%)を記録しました。
特別費用を調整した 1 株当たり利益は、この四半期で 54% 増加し 0.18 ユーロとなりました(2023年度第4四半期 : 0.11ユーロ)。取締役会は、2024年度の普通配当を1株当たり 2.15 ノルウェークローネ(2023年:1.95 ノルウェークローネ)と提案し、これは前年度より 10%の増加となり、EPS (1株当たり利益)の58%に相当する配当性向となります。
2024年第4四半期のハイライト
(成長率は昨年同期のもの)
- TOMRA グループの売上高は3億9800万ユーロ(2023年度第4四半期 : 3億5400万ユーロ)で、12% 増
- 収益は回収部門が 2%、リサイクル部門が 37%、食品部門で 13% 増加
- 粗利益率は 46%(2023年度第4四半期 : 44%)
- 営業経費(特別費用を除く)はわずかに 1% 増加し、1億300万ユーロ(2023年度第4四半期 : 1億200万ユーロ)
- 調整済み EBITA は7,800万ユーロ(2023年度第4四半期 : 5300万ユーロ)で、46% 増加
- 調整済み EPS は 54% 上昇し 0.18ユーロ(2023年度第4四半期 : 0.11ユーロ)。
- 取締役会は1株当たり 2.15 ノルウェークローネの配当を提案(2023年 : 1.95 ノルウェークローネ)
- 営業からのキャッシュフローは 8,300万ユーロ(2023年度第4四半期 : 1億1,300万ユーロ)
- リサイクルの受注は 15% 増加し、7,600万ユーロ(2023年度第4四半期 : 6,600万ユーロ)、受注バックログは 9% 増加し、1億700万ユーロ(2023年度第4四半期 : 9,900万ユーロ)
- 食品受注は 10% 減少し、85万ユーロ(第 4 四半期 :95万ユーロ)、注文バックログは 6% 増加し、1億800万ユーロ(第 4 四半期 :1億200万ユーロ)
Webcast
TOMRA CEO 兼社長のトーヴェ・アンデルセンと CFO エヴァ・サゲモが中央ヨーロッパ時間で本日午前 8 時に結果を発表します。プレゼンテーションと Q&A セッションはライブウェブキャストで配信され、プレゼンテーションの直後からオンデマンドで利用できます。https://channel.royalcast.com/hegnarmedia/#!/hegnarmedia/20250214_1
詳細については、下記担当者にお問い合わせください。
CFO エヴァ・サゲモ:+47 934 39 911
VP 兼 IR 責任者ダニエル・スンダル:+47 913 61 899
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